2017年05月30日

MakerFaireBayArea会場編

先日、5月19日(金)から21日(日)までアメリカ、サンマテオで開催された
MakerFaireBayArea2017に参加しました。


その際の会場に関する情報を覚え書きとして今回は紹介します。



会場周辺はMakerの幕が張られ、イベント会場らしさが出ています。

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Crescentブース。協力会社と展示しました。

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協力会社の遠隔ロボットのデモでは多くの人が注目し、人だかりが。

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NCで壁や板に穴をあける装置。
やはり規模が大きい。

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DarkAreaのイルミネーション。

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GoogleやIntelなど有名どころも展示が多くありました。

BayArea周辺は非常に乾燥した夏のため、
日陰は非常に涼しく感じます。
一方で日なたは湿度の低い大気のため、紫外線が強く、
日差しが日本に比べて強く、
サングラスや帽子は必須だと思います。

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野外では単体で動くロボットや人が乗って動くロボットなどが会場内を動き回っていました。

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高速に移動するカップケーキ。日本では危ないからと展示は認められないくらいの速さ。
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6つ足のロボットとアリのロボット。アリの方が人が乗ることができる。

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展示会場もかなり広く、室内や野外など様々な会場があるため、
すべての作品を見て回るのも大変です。
展示の側のため、あまり作品を見ることができませんでしたが、
開場前の時間で展示を見ました。

他にも面白い展示があり、
知人のサイトでまとまっているため、
そちらも見て頂ければと思います。


とにかく、MakerFaireTokyoに比べて、
MakerFaireBayAreaは野外展示が中心で、規模の大きさに圧倒されました。


MakerFaireBayAreaの展示開場から
北に1時間程度でサンフランシスコ市内
南に1時間程度でシリコンバレーなどもいける場所です。


今回は観光兼ねてMakerFaireBayAreaにProjectionBallの展示して、
日本国内とは違う反応であったり、要望を聞くことができる貴重な機会となりました。


会場には子供が非常に多く、
両親が機構や仕組みについて子供に解説している姿が多くあり、
非常に教育熱心であることがよくわかりました。


次回、展示する機会があれば、
機構や仕組みを分かりやすくする資料やSTEM教育に関する展示を入れると
よりよい展示になると思いました。


少しでも興味ある方はMakerFaireBayAreaへの挑戦してみては如何でしょうか。
文化や規模の違いを体感できる貴重な機会になると思います。

ラベル:Crescent イベント
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2017年05月24日

MakerFaireBayArea運営編

先日、5月19日(金)から21日(日)までアメリカ、サンマテオで開催された
MakerFaireBayArea2017に参加しました。


その際の運営に関する情報を覚え書きとして今回は紹介します。



2017年の情報のため、
2018年以降は異なる場合がありますので、
参考にお願いします。




◆申し込み
・1月上旬にMakerEntryで申し込み
・締め切りは2月上旬
・MakerFaireTokyoと同じ要領だが、当然ながら全て英語で記入
・英語で良い表現がないか模索しながら記入
・ベイエリアらしい項目として「展示物から何が学べるか」という欄
 アメリカは教育熱心なので、教育的な面を求められるみたい。
 必ず教育的な面がないといけない訳ではないが、あればよりよい。

◆結果メール
・2月下旬にAcceptメール到着
・アメリカの昼間に来るため、日本時間の明け方にメール受信

◆チケット購入
・4月中旬 チケット申し込みメール&申し込み
・参加者でもチケット申し込みは必須
・運営側用の「メーカーチケット」最大4~5枚、
 知り合いに配る用「一般参加チケット」最大2枚程度、
 他に平日限定チケットや土日限定チケットがある
・運営側用の「メーカーチケット」だけ取得すればよい。
・チケット購入後、PDFでバーコードが届く
・チケット申し込みの際に、名前を1つ1つ記入するが、全部同じでも問題なかった
・行きたい人にバーコードを渡せばよい、名前が本人と一致しているかは確認していない

◆確認メール
・4月下旬、展示机サイズ、椅子、電源等の確認メール
・申し込み時に変更なければそのまま放置
・変更があった場合にのみ、変更をAdmtoolで変更
・展示場所が決定し、Zoneとざっくりした場所が分かる
 今回はZone2 Centerでした

◆旅行準備
・チケット等のPDFを印刷する
・自分のデバイスを予備含めて準備
・交換部品や補修ツールも準備
・電源延長ケーブル3m以上(日本と同じ形状のプラグだが電圧120V)
 机の端の床まで電源が来ているが、机の上までは足りない
・展示用テーブルクロス(黒色等の布) 3m x1m 以上は必須
 今回忘れてしまい、オーストラリアからの隣接ブースの方が親切に貸して頂いた
 机はそのままの木の板なのでその上に展示物を置くとかなりしょぼく見えてしまう


・当然ながら、パスポート、航空券、ESTA、宿泊場所確保も
・鉛蓄電池等の危険物を運ぶ場合は事前に航空会社に連絡
 航空会社の指示に従ってATAカルネ申請
・自分の展示物は手荷物で運ぶ
・売る訳ではないので、アメリカ入国申請のサンプル品持ち込みにはNoにチェック
・ビジネスでなく、観光目的であれば、持ち込み品の中身まで問われることはほぼない
 厳密には事前に展示系の持ち込み品をATAカルネ申請等が必要だが、かなり面倒。


◆会場入り
・18日から会場に入れるが、18日は会場自体の準備ができていない
・18日は机も電源もまだ準備中
・大きなものを会場へ入れておくくらいしかできない
・18日は何も準備できていないという噂を聞き、19日の朝に会場入りした

・19日朝はEastGateしか開いていない
・EastGateに立っている担当者にチケットのPDFを見せて、リストバンドを貰う
 このリストバンドが正規の入場券、3日間使用する
 別途、首から掛けるMakerの名札よりもこのリストバンドの方が重要

・展示場所のZone入口のInfoカウンターへ行ってチケットPDFを見せると、
 Makerシールやメッセージカード、首から掛けるMaker名札等が入った封筒を貰う


◆展示
毎日、会場準備のための時間がある
Makerの名札とリストバンドをゲートで見せて、入ります。

会場準備時間はMaker同士の展示物の見せ合い時間という感じで、
準備時間にも関わらず、ロボットが会場内を走り回ったりしてます。

また、Zone3前では朝食としてコーヒーとドーナツ等が置いてあり、
Makerは無料で食べられます。
ただ、開場時間までには品切れ&撤去されるため、朝早く行った者勝ちです。


5月18日(木) 会場準備 10時から7時まで
5月19日(金) 会場準備 7時半から11時半、開場12時~5時まで
5月20日(土) 会場準備 7時半から9時半、開場10時~7時まで
5月21日(日) 会場準備 8時から9時半、開場10時~6時まで


会場の展示物は期間中、貴重品を除いて、
そのまま置いたままで問題なかった。

ベイエリア、シリコンバレー周辺は平均年収や最低賃金も日本に比べても非常に高いので
ノートPCや展示物を盗むという人はほぼいない。

また、展示中も一部を除いて、
触っていいかなどちゃんと聞いてくる教育の行き届いた子が多い。


今回、参加して思ったことは、全く日本のMakerFaireと価値観が違う点。
詳細については会場編にまとめるが、

・日本→小さく手の込んだものがよい  Smaller is better
 アメリカ→大きくて目立つものがよい Bigger is better

 とにかく何もかもが規模が大きい。
 小さい展示物は工夫しないと非常に目立たないと痛感。
 ProjectionBallも最新版は直径10cmに小さくしたが、
 逆にMakerFaireBayArea向けに大きなものを1つ作っても良かった。

・危険でも自己責任
 日本のMakerFaireでは危ないから最初から禁止されてしまうようなものも
 MakerFaireBayAreaでは普通に展示してある。

 特に野外だから可能ということもあるかもしれないが、
 炎の出るロボットや10m以上もある巨大テスラコイル、
 超高速に移動する人が乗れるカップケーキなど事故ったら危ないというものもたくさん展示?してある。
 展示は何でもありな感じで規模感やスケール感の違いに驚くばかりだった。


2018年のMakerFaireBayAreaに申し込むか分かりませんが、
今度初めて参加される方の参考になればと思います。
ラベル:Crescent イベント
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2017年05月18日

Eclipse Index更新方法

SW4STM32に限らず、
Eclipseを使用して開発を行っている場合、
Eclipseのインデックス機能が便利だと思います。


インデックス機能は
ifdefで定義されていない場合に
グレーアウトする機能や
定義へのジャンプ機能などです。


ただ、時々インデックス機能がうまく働かない場合があります。
その場合に確認すべきインデックス機能の設定と操作を紹介します。


「ウインドウ」→「設定」を開く
indexer3.png



「C/C++」→「Indexer」内の「Build configuration for the indexer」の
「Use active build configuration」を選択。

indexer.png


プロジェクトフォルダを右クリックし、
「Index」→「Rebuild」をクリック。
indexer2.png


数秒待って、
インデックスが更新されれば、完了です。
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2017年05月12日

コードプロテクト機能

今回はSTMマイコンのリードプロテクト機能(RDP)について紹介します。


製品などにSTMマイコンを組み込んで出荷する場合に
JTAGやSWD端子を介してマイコン内部のデータを取り出して、
解析やコピーされてしまうことを防止するためにリードプロテクト機能を利用します。


F4やL4ではPCROPという更に強化されたプロテクト機能があります。
第三者のコードをCPUに実行させて内部のコードを取り出す操作を防止します。
ただ、F3ではPCROPに対応していません。


他に意図しない書き込みを防止するための書き込みプロテクト機能(WRP)もあります。


今回は一般的なリードプロテクト機能についてのみ紹介します。


リードプロテクト機能には3つのレベルがあります。

◆読み出し保護レベル0
 コードプロテクトなし、書き込み、読み込み可能、初期状態。

◆読み出し保護レベル1
 JTAG、SWD等で読み込み不可、書き換え可。
 また、読み出し保護レベル0へ変更も可

◆読み出し保護レベル2
 JTAG、SWDの認識を不可にさせるため、
 読み込み書き込み完全に不可。
 また、読み出し保護レベル2から他のレベルは変更不可。

今後、ファームをアップデート等に対応させるためには、
最大でも読み出し保護レベル1が適当なようです。
読み出し保護レベルを2にしてしまうと
マイコンを丸ごと載せ替えない限り何も変更できません。


上記の読み出し保護レベルの変更方法は
ST-Link Utilityから行う方法とコード内から行う方法の2種類あります。



◆ST-Link Utilityから行う方法

ST-Link Utilityの「Target」から「OptionByte」を選択します。

readprotect-btn.jpg

上部の「Read Out Protection」の項目のレベルを変更します。
FlashSectorProtectionを必要に応じて解除、もしくは選択して
「Apply」をクリックすると
現在の書き込まれたファームに対して保護が適用されます。

readprotect.jpg



◆コード内から行う方法
 コード上に埋め込む場合はSTコミュニティー内のこちらで紹介されていました。



毎回行うのは面倒という場合はコードに埋め込んだ方が良さそうです。

ただ、更新ファームを配布する場合はファイルとして配布されてしまうため、
あまりプロテクトを掛ける意味は薄くなってしまいます。


製品のコピーを避ける場合は
コードプロテクト&OTAアップデートなどを利用する他に
Apple製品のように基板の色を黒色等にして、
配線パターンを見にくくするなど多面的に対策する必要がありそうです。


ラベル:部品 HAL STM32
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2017年05月07日

圧電マイクロブロア

先日から秋月電子で取扱を始めた
圧電マイクロブロアについて紹介します。


モータや電磁石等を使用するブロアと異なり、
圧電素子を使用しているため、
消費電力かつ動作音がほぼ無音です。

piezo_pump.png



村田製作所のwebサイトでは
圧電マイクロブロアの応用例が色々紹介されていました。


空気やシリンジ等を動かすポンプ以外にも
ホバークラフトのエア駆動源など思った以上にパワフルです。


駆動回路としては
初期の仕様書にはオペアンプで発振回路を作成し、
PNPとNPNのトランジスタで切り替えするような回路でしたが、
秋月電子のサイトにN555で駆動させる回路例があったため、
N555で実際に回路を作成して実験してみました。

N555.jpg


駆動回路と関係ない部品も一部ありますが、
N555は電圧も最大15V程度まで、電流も200mA程度取り出せるため、
PNP、NPN等のトランジスタは不要でそのまま駆動できます。


共振周波数が約26kHz前後なようで、
駆動回路の周波数を共振周波数に合わせる必要があります。


実際に上記の回路に9V電源を最初に供給したところ、
駆動回路の周波数が10kHz程度だったため、
完全に「ピー」というブザーのような音が鳴り驚きました。

考えたら駆動源は圧電素子なので、
ブザーになるのは当たり前ですが...

駆動回路の可変抵抗を調整し、
周波数を上げていくと、
超音波となり、
あるところで急に「シー」という
エアの音が出ます。

丁度、その点が共振周波数約26kHzなようです。

共振周波数に一致して「シー」という音が鳴ると
穴の部分からエアが出ていることが唇等に近付けることで分かりました。

指先では少し分かりずらい感じでした。
電圧を上げればはっきり分かると思います。


それ以外の周波数では、共振周波数に一致しないため、
穴からはエアは全く出ず、単なるスピーカという感じです笑


熱収縮チューブを加工して、
繋いでコップの水にエアを供給してみました。




電圧が9Vと少し低いことと、
熱収縮チューブに少し隙間があるため、
弱いですが、エアが連続して出ていることが確認できました。


エアの出る部分の突起が小さいため、
チューブ等の取り付けが少し面倒です。


ただ、これまでのポンプやブロアに比べ、
消費電力が少なく、無音なため、
簡単な昇圧回路とマイコンを組み合わせて、
PWMでパワーの調整ができれば、
ON/OFFではできないような面白い制御ができそうです。


簡単に使えることが分かったので、
今後は圧電マイクロブロアを使って
何かしらの面白いデバイスを考えてみたいと思います。

ラベル:部品
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