今回はPIC32マイコンでC++ (CPP) プロジェクトを作成する方法について紹介します。といっても記事にする程でないほど簡単でした。
STM32マイコンのSW4STM32やCubeIDEではC++プロジェクトへの変換作業等が必要でしたが、MPLAB X(v5.45) + XC32(v2.50) +Harmony3では特に変換作業等必要なく、cppファイルと.hppファイルを追加するだけでした。また、ライブラリやプロジェクト、コンパイラ等はC++に対応済のため、追加設定は不要です。そのため、非常に簡単に実装できます。
追加するcppファイルと.hppファイルとして、ラッパーとなるwrapper.cpp、wrapper.hpp、LED点滅用の関数LedBlink.cpp、LedBlink.hppをプロジェクトに追加します。また、app.cからラッパー関数を呼び出すためのcpploop();を追加しました。各ファイルの詳細についてはこちらにアップロードしたため、割愛します。
通常のプロジェクト同様にLedBlink.cpp内でブレイクポイントを置いてデバッグもできました。
思った以上にすんなりC++ (CPP) プロジェクトを動かすことができたため、今後はパワフルなPIC32マイコンを活かして、機械学習系のライブラリ等にも応用してみたいと思います。