2024年07月20日

pico-sdkディレクトリ変更時のポイント

今回はRP2040でpico-sdkディレクトリを変更した際に忘れやすいポイントを覚書として紹介したいと思います。

通常、コードを変更してビルドする場合やPico Project Generatorで生成したプロジェクトの場合はbuildディレクトリに移動してmakeするだけです。一方でpico-sdkのディレクトリを変更した場合はCMakeLists.txt内のset(PICO_SDK_PATH "???/pico-sdk")を更新してもディレクトリが反映されず、古いディレクトリを参照してしまったり、pico-sdkのバージョン違いのエラーが発生してビルドに失敗する場合があります。パスをexport PICO_SDK_PATH=???/pico-sdkのように追加しても失敗する場合があります。

このような場合はビルドディレクトリに移動後、makeする前にでcmake ..を実行し、ビルド環境を再構築する必要があります。

普段はmakeのみでビルドできますが、pico-sdkディレクトリ等の環境を変更した場合はcmake ..のビルド環境の再構築が必要です。普段は再構築し直す必要がないため、忘れがちです。久しぶりだとそれに気づかず、ビルドが通らない原因の調査に時間を要してしまいました。ポイントはcmake ..です。
posted by Crescent at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 組込ソフト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする