2017年06月11日

3Dプリンタ反り防止

今回は3Dプリンタで大きなサイズを印刷する際に
悩ましい反りをなくすツールについて紹介します。



幅10cm、厚さ2cmを超えるものをABS樹脂で印刷すると、
一般的なマスキングテープ上にプリントすると
端の部分から浮いてしまい、反りが発生します。



実際に試行錯誤中の枠。
下側の両端が大きく反っていることが分かると思います。

3d-print2.jpg




3d-print.jpg


端の剥がれを防ぐため、両端の面積を大きくしたり試行錯誤しましたが、
結局失敗しました。



そこで今回、購入したものが、
です。3枚入りで2000円弱です。

マスキングテープの代わりにプレートに貼って使用します。


3m-sheet.jpg

3m-sheet2.jpg


実際に使用して印刷してみました。

3m-sheet3.jpg


プレートの温度が冷めてから3D印刷物の端をヘラで持ち上げます。
簡単に綺麗にシートから剥がすことができました。

マスキングテープを使用した場合と異なり、
シート側の面は光沢が出ます。
そのため、人目に触れる面をシートに接する面にすると光沢が出るため、
よいと思いました。



3d-sheet3.jpg

5回程度同じ場所に印刷すると跡が残ってしまい、
一部、印刷中に剥がれて軽く反ってしまいました。


シートの説明では複数回使用可能とありますが、
数回印刷するとシート自体の表面処理が剥がれるようで定着力が低下しました。
現実的には同じ場所では3~4回程度が限界なようです。


ただ、少し異なる場所に印刷したり、シート自体をずらして貼り直すことで、
10回程度は使用可能だと思いました。


1枚で3回印刷する場合でも1回数百円程度のため、
半日以上の時間をかけて反りで失敗するなら、
シートを利用して綺麗に印刷する方が効率的だと思いました。

欲を言えば、もう少し高くとも30回以上使えるシートがあれば更によいのですが。


大きなものを印刷する場合の反り防止にはお勧めです。

ラベル:3Dプリンタ 部品
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2017年06月05日

STM32F746DISCO筺体ケース

今回はSTM32マイコンと3Dプリンタの活用例を紹介します。



STM32F746DISCOはROM1MByte、RAM340kByte、
静電容量タッチパネル付4.3インチLCD、
外部SDRAM8MByte(LCDバッファ共用で実際に使用できるのは7MB程度)、
Ethernetポート、Arduino端子、
microSDスロットなどが最初から搭載しており、
STM32F7シリーズの入門機種として最適です。

スイッチサイエンス秋月電子で取扱があります。




ただ、基板に足のみしか付属していないため、
開発中の不意の落下で壊れてしまう可能性もあります。

今回は3Dプリンタを活用してケースを設計、作成してみました。

LCDプロテクタ

top.jpg

筺体ケース


case.jpg




実際に3Dプリンタで印刷してみました。
筺体サイズ幅が12cm超のため、
家庭用の3Dプリンタでは印刷できない機種も多いかもしれません。

設計はRS DesignSpark Mechanical 2015で設計を行い、
プロジェクトデータ及びSTLデータはgithubで公開しております。



disco.JPG


上記の写真は3Dプリンタで出力した筺体と
STM32F746DISCOに友人が開発した
SerialPlotterのファームを書き込んだ例です。

uGUIという組込マイコン向けのフリーのGUIライブラリを活用したSerialPlotterです。
uGUIはフリーでコードまで完全に公開されているGUIライブラリで
LCDや有機EL、電子ペーパーなどにも使用可能で
汎用性や移植性が非常に高く、優れたGUIライブラリです。
この辺は後日、詳細について紹介します。



また、今回、幅10cm、厚さ2cmを超えるものを初めてABS樹脂で印刷しましたが、
印刷中の反りに悩まされました。
この反りの回避方法についても後日、紹介します。


___________________
LCDプロテクタと筺体ケース提供のお知らせ
STM32F746DISCO用ケースセット 
2,500円(送料込)
※3Dプリンタ印刷のため、
角の反りなど個体差があります。
※在庫無くなり次第提供終了します。
※メールもしくはメッセージにて承ります。
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2017年05月30日

MakerFaireBayArea会場編

先日、5月19日(金)から21日(日)までアメリカ、サンマテオで開催された
MakerFaireBayArea2017に参加しました。


その際の会場に関する情報を覚え書きとして今回は紹介します。



会場周辺はMakerの幕が張られ、イベント会場らしさが出ています。

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Crescentブース。協力会社と展示しました。

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協力会社の遠隔ロボットのデモでは多くの人が注目し、人だかりが。

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NCで壁や板に穴をあける装置。
やはり規模が大きい。

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DarkAreaのイルミネーション。

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GoogleやIntelなど有名どころも展示が多くありました。

BayArea周辺は非常に乾燥した夏のため、
日陰は非常に涼しく感じます。
一方で日なたは湿度の低い大気のため、紫外線が強く、
日差しが日本に比べて強く、
サングラスや帽子は必須だと思います。

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野外では単体で動くロボットや人が乗って動くロボットなどが会場内を動き回っていました。

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高速に移動するカップケーキ。日本では危ないからと展示は認められないくらいの速さ。
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6つ足のロボットとアリのロボット。アリの方が人が乗ることができる。

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展示会場もかなり広く、室内や野外など様々な会場があるため、
すべての作品を見て回るのも大変です。
展示の側のため、あまり作品を見ることができませんでしたが、
開場前の時間で展示を見ました。

他にも面白い展示があり、
知人のサイトでまとまっているため、
そちらも見て頂ければと思います。


とにかく、MakerFaireTokyoに比べて、
MakerFaireBayAreaは野外展示が中心で、規模の大きさに圧倒されました。


MakerFaireBayAreaの展示開場から
北に1時間程度でサンフランシスコ市内
南に1時間程度でシリコンバレーなどもいける場所です。


今回は観光兼ねてMakerFaireBayAreaにProjectionBallの展示して、
日本国内とは違う反応であったり、要望を聞くことができる貴重な機会となりました。


会場には子供が非常に多く、
両親が機構や仕組みについて子供に解説している姿が多くあり、
非常に教育熱心であることがよくわかりました。


次回、展示する機会があれば、
機構や仕組みを分かりやすくする資料やSTEM教育に関する展示を入れると
よりよい展示になると思いました。


少しでも興味ある方はMakerFaireBayAreaへの挑戦してみては如何でしょうか。
文化や規模の違いを体感できる貴重な機会になると思います。

ラベル:Crescent イベント
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2017年05月24日

MakerFaireBayArea運営編

先日、5月19日(金)から21日(日)までアメリカ、サンマテオで開催された
MakerFaireBayArea2017に参加しました。


その際の運営に関する情報を覚え書きとして今回は紹介します。



2017年の情報のため、
2018年以降は異なる場合がありますので、
参考にお願いします。




◆申し込み
・1月上旬にMakerEntryで申し込み
・締め切りは2月上旬
・MakerFaireTokyoと同じ要領だが、当然ながら全て英語で記入
・英語で良い表現がないか模索しながら記入
・ベイエリアらしい項目として「展示物から何が学べるか」という欄
 アメリカは教育熱心なので、教育的な面を求められるみたい。
 必ず教育的な面がないといけない訳ではないが、あればよりよい。

◆結果メール
・2月下旬にAcceptメール到着
・アメリカの昼間に来るため、日本時間の明け方にメール受信

◆チケット購入
・4月中旬 チケット申し込みメール&申し込み
・参加者でもチケット申し込みは必須
・運営側用の「メーカーチケット」最大4~5枚、
 知り合いに配る用「一般参加チケット」最大2枚程度、
 他に平日限定チケットや土日限定チケットがある
・運営側用の「メーカーチケット」だけ取得すればよい。
・チケット購入後、PDFでバーコードが届く
・チケット申し込みの際に、名前を1つ1つ記入するが、全部同じでも問題なかった
・行きたい人にバーコードを渡せばよい、名前が本人と一致しているかは確認していない

◆確認メール
・4月下旬、展示机サイズ、椅子、電源等の確認メール
・申し込み時に変更なければそのまま放置
・変更があった場合にのみ、変更をAdmtoolで変更
・展示場所が決定し、Zoneとざっくりした場所が分かる
 今回はZone2 Centerでした

◆旅行準備
・チケット等のPDFを印刷する
・自分のデバイスを予備含めて準備
・交換部品や補修ツールも準備
・電源延長ケーブル3m以上(日本と同じ形状のプラグだが電圧120V)
 机の端の床まで電源が来ているが、机の上までは足りない
・展示用テーブルクロス(黒色等の布) 3m x1m 以上は必須
 今回忘れてしまい、オーストラリアからの隣接ブースの方が親切に貸して頂いた
 机はそのままの木の板なのでその上に展示物を置くとかなりしょぼく見えてしまう


・当然ながら、パスポート、航空券、ESTA、宿泊場所確保も
・鉛蓄電池等の危険物を運ぶ場合は事前に航空会社に連絡
 航空会社の指示に従ってATAカルネ申請
・自分の展示物は手荷物で運ぶ
・売る訳ではないので、アメリカ入国申請のサンプル品持ち込みにはNoにチェック
・ビジネスでなく、観光目的であれば、持ち込み品の中身まで問われることはほぼない
 厳密には事前に展示系の持ち込み品をATAカルネ申請等が必要だが、かなり面倒。


◆会場入り
・18日から会場に入れるが、18日は会場自体の準備ができていない
・18日は机も電源もまだ準備中
・大きなものを会場へ入れておくくらいしかできない
・18日は何も準備できていないという噂を聞き、19日の朝に会場入りした

・19日朝はEastGateしか開いていない
・EastGateに立っている担当者にチケットのPDFを見せて、リストバンドを貰う
 このリストバンドが正規の入場券、3日間使用する
 別途、首から掛けるMakerの名札よりもこのリストバンドの方が重要

・展示場所のZone入口のInfoカウンターへ行ってチケットPDFを見せると、
 Makerシールやメッセージカード、首から掛けるMaker名札等が入った封筒を貰う


◆展示
毎日、会場準備のための時間がある
Makerの名札とリストバンドをゲートで見せて、入ります。

会場準備時間はMaker同士の展示物の見せ合い時間という感じで、
準備時間にも関わらず、ロボットが会場内を走り回ったりしてます。

また、Zone3前では朝食としてコーヒーとドーナツ等が置いてあり、
Makerは無料で食べられます。
ただ、開場時間までには品切れ&撤去されるため、朝早く行った者勝ちです。


5月18日(木) 会場準備 10時から7時まで
5月19日(金) 会場準備 7時半から11時半、開場12時~5時まで
5月20日(土) 会場準備 7時半から9時半、開場10時~7時まで
5月21日(日) 会場準備 8時から9時半、開場10時~6時まで


会場の展示物は期間中、貴重品を除いて、
そのまま置いたままで問題なかった。

ベイエリア、シリコンバレー周辺は平均年収や最低賃金も日本に比べても非常に高いので
ノートPCや展示物を盗むという人はほぼいない。

また、展示中も一部を除いて、
触っていいかなどちゃんと聞いてくる教育の行き届いた子が多い。


今回、参加して思ったことは、全く日本のMakerFaireと価値観が違う点。
詳細については会場編にまとめるが、

・日本→小さく手の込んだものがよい  Smaller is better
 アメリカ→大きくて目立つものがよい Bigger is better

 とにかく何もかもが規模が大きい。
 小さい展示物は工夫しないと非常に目立たないと痛感。
 ProjectionBallも最新版は直径10cmに小さくしたが、
 逆にMakerFaireBayArea向けに大きなものを1つ作っても良かった。

・危険でも自己責任
 日本のMakerFaireでは危ないから最初から禁止されてしまうようなものも
 MakerFaireBayAreaでは普通に展示してある。

 特に野外だから可能ということもあるかもしれないが、
 炎の出るロボットや10m以上もある巨大テスラコイル、
 超高速に移動する人が乗れるカップケーキなど事故ったら危ないというものもたくさん展示?してある。
 展示は何でもありな感じで規模感やスケール感の違いに驚くばかりだった。


2018年のMakerFaireBayAreaに申し込むか分かりませんが、
今度初めて参加される方の参考になればと思います。
ラベル:Crescent イベント
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2017年05月18日

Eclipse Index更新方法

SW4STM32に限らず、
Eclipseを使用して開発を行っている場合、
Eclipseのインデックス機能が便利だと思います。


インデックス機能は
ifdefで定義されていない場合に
グレーアウトする機能や
定義へのジャンプ機能などです。


ただ、時々インデックス機能がうまく働かない場合があります。
その場合に確認すべきインデックス機能の設定と操作を紹介します。


「ウインドウ」→「設定」を開く
indexer3.png



「C/C++」→「Indexer」内の「Build configuration for the indexer」の
「Use active build configuration」を選択。

indexer.png


プロジェクトフォルダを右クリックし、
「Index」→「Rebuild」をクリック。
indexer2.png


数秒待って、
インデックスが更新されれば、完了です。
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