2015年01月03日

モータードライバチップ

部品箱に常備しておきたいおススメ部品をご紹介します。
ワンチップで2個のHブリッジ搭載のL298Nをご紹介します。

2個のHブリッジ搭載で、
1つで2組のDCモーターを制御することや
並列にしてを1つのDCモータを大電流で使用することもできます。


非常に多目的に使えます。
L298N_pin.jpg
1組は最大電流2A、瞬間最大3Aいけます。
並列接続で倍の最大4A、瞬間最大6Aになります。

PWMでの制御も可能です。
PWMで制御する場合はEnableピンにPWMを入れて、
In1、In2に普通のデジタルピンでHighかLowを入れれば
正回転、逆回転できます。


欠点はトランジスタの電圧降下(0.9V程)とフライホイールダイオードが内蔵してないこと。
熱対策とショットキバリアダイオードなどの外付け必須です。
ピン配置が少しトリッキーですが、ピンを曲げれば普通にブレットボードにも直結できます。

1つで2つのHブリッジ搭載で基板小型化にも貢献できます。
プロジェクションボールにも使用しています。
L298N_ex2.jpg


L298本体秋月
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-06380/
放熱フィン
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-05049/
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-05152/

ピン配置を一列にする変換基盤板
http://www.aitendo.com/product/6673

最初は勉強としてHブリッジを全部自作する方多いと思いますが
2台目以降は面倒なのでワンチップドライバ使うのが手っ取り早いんですよね。


L298N_ex1.jpg
プロジェクションボールとは別の装置の為に作成したモータドライバです。
並列にすることで1chあたり最大4Aまで流せます。


L298Nは電圧降下が大きくフライホイールダイオードが内蔵してないので、
アプリケーションによってFETベースのDRV8832なども検討する
必要があるかもしれません。
ただ、最大1Aなのが少し心許ないです。

→FA130では電流が少なく、ガシガシ使うには代用できませんでした
DRV8832 http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-06375/

MOSFETベースで5Aくらい流せるPWM制御可な汎用ドライバが
安くて入手しやすければいいんですが...
posted by Crescent at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電子部品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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