部品箱に常備しておきたいおススメ部品をご紹介します。
今回はノイズ対策として便利なチップインダクタです。
マイコンでDCモータ制御を行うとどうしてもDCモータのノイズが
マイコンの電源ラインにも入り、
最悪マイコンが誤動作/停止してしまいます。
PWM信号や回転方向のモータドライバとのIOはフォトカプラを用いるのが常套手段です。
面倒な場合はフォトカプラ省略しますが・・・笑
一方、電源ラインはフォトカプラで絶縁することができないので、
普通はマイコンの電源とモータの電源を完全に別電源から取るということをします。
しかしながら実際は別々の電源を用意するのは面倒なので、
1つのUSB電源からマイコン、モータを動かしたいというのが現実です。
いざ試作してみるとやはりノイズで誤動作しまくり・・・
モータの電源からノイズがマイコン電源に入らないようにコンデンサを増強したりなど試行錯誤したり・・・
その試行錯誤に役立つアイテムとしてチップインダクターです。
コンデンサをモータ電源に並列に入れるだけでなく、
モータ電源に直列で電源側とGND側の両方にチップインダクターを入れると
高周波ノイズが抑制されます。
チップインダクターBLM18PG471SN1D
小さい割には1Aまで流せます。
モータの容量や使い方によるので、場合によっては
下記のようなガッツリしたインダクタが必要ですが、最初のお試し&気休めとして
チップインダクターはおススメです。
SMD パワーインダクタ220uH
プロジェクションボールではモータを5V系、マイコンを3.3V系で設計していますが、
GNDが共通なのでノイズが入ることからチップインダクタを入れています。
チップなのでちょっと半田付けが大変ですが、
ユニバーサル基板のマスの間に入る大きさなので便利だと思います。
ノイズ源の分離にお試しください。