2015年05月30日

自作ジェスチャセンサ

赤外線LEDと赤外線フォトダイオードを組み合わせて
ジェスチャセンサを自作しました。


以前、市販のジェスチャセンサ(APDS-9960)をご紹介しました。


しかしながら、バッファ数を増やせないことや、

PICへの移植が上手くいってないこと、

デバイス自体が少し高いことなどから自作することにしました。




gesture_photo.jpg


手の動きに応じて、右側の4つのLEDが点灯します。
(LED1:Up,LED2:Down,LED3:Left,LED4:Right)




市販のジェスチャセンサ(APDS-9960など)よりも大きさは大きいですが、
安くかつ汎用性や応用性高く実装できました。
検出モジュール自体は赤外線LED x1、赤外線フォトダイオードx4で

部品代数百円程度です。


gesture-module.jpg



中央の赤外線LEDを常時点灯させ、
周囲の4つの赤外線フォトダイオードの電圧を
PICマイコンのADCで変換し、
検出しています。


検出アルゴリズム自体はAPDS-9960で公開されているものを

バッファでなく、ADCの値に変更した感じです。


APDS-9960よりも上下左右のセンサ位置に距離があるため、

検出精度は高いと思いました。



今後は上下左右だけでなく、
接近や離反、斜めなどの検出機能を実装する予定です。



最終的にプロジェクションボールに実装し、
球体の上でジェスチャ操作をすることでモード切替を
できるようにする予定です。
https://makershub.jp/make/977





<追記>

MakerFaireTokyo2015へCrescentとして応募しましたが、

落選してしまいました。

MFTに向けて開発してきた面もあるため、非常に残念です。

Fablab内の作品の1つとして半日だけ出展することに今年は留めます。




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15年12月16日から16年2月12日まで
ローコストレーザープロジェクタ、
ぜひサイトをご覧ください。
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posted by Crescent at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 電子工作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
とても参考になりました。時間があれば私も紹介されたセンサを作って見たいと思います。
ありがとうございます。
Posted by 竹本 浩 at 2016年04月10日 10:59
センサの配列を変えるなどいろいろ応用もできますので、ぜひ試してみてください!
Posted by Crescent at 2016年04月13日 22:08
カラーセンサーは、お試しされていますか?
試しているのですが、ALS時に取得したデータが
カラーセンサー(RGB)読み出し時もラッチされた状態に
なっておりうまく動作しないのですが何かご存じですか?
Posted by まさきち at 2016年11月23日 07:41
カラーセンサはまだ試したことがありません。
ただ、ジェスチャセンサでラッチの不具合があった時には個体差で閾値の設定等を見直すと改善したことがありました。
Posted by Crescent at 2016年11月23日 12:29
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