2015年06月16日

磁気エンコーダ調査

モーションコントロールに欠かせないエンコーダ。

その中でも低価格かつ高性能なエンコーダを以前、ご紹介しました。

磁気エンコーダ.jpg
プロジェクションボール他で使用している磁気エンコーダとして
現在、AMS社のAS5048Aを使用しています。


AMS社のAS5048Aは悪くはないのですが、
ちょっと下記のような気になる点があります。

・SPI通信のモードが汎用的でない(CLK_POL_ACTIVE_HIGH,SPI_SMP_ON,SPI_CKE_ON)
・電源ノイズ、電源ラインインピーダンスに弱い
(例 エンコーダ電源を並列につなぐと端のエンコーダ値が暴れる)
・14bitといっても実用では12bit以下の分解能(下2ビットは常に振れる)
・長期間品切れの時がある(15/06現在は在庫潤沢)


こんな気になる点があることから、
別の会社の磁気エンコーダを調査してみました。


様々なメーカで磁気エンコーダは開発されていますが、
その中でもアバゴのAEAT-6600磁気式エンコーダICは
DigikeyでもAS5048A同様の価格帯で代替部品として使えそうです。

Digikeyで普通に入手できる部品というのも重要なポイントです。


特にアバゴはアナログ系に非常に強い会社なので
16bit分解能という性能にも期待できます。

ちょっと面倒なのは初期化を行ってモード設定をする必要があること。




今回は調査のみしか行っていませんが、
時間をみつけて購入して性能評価を行ってみたいと思います。


性能がよければ次期プロジェクションボールのエンコーダとして使用して、
これまでよりも更に綺麗に描画できるように改良していきたいと思います。
posted by Crescent at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電子部品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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