2015年07月19日

描画性能検証

今回はプロジェクションボールの描画性能に関して、
最近検証を行ったことをご紹介させて頂きます。


ご紹介させて頂きました。

結局、バランスが良いモータはFA-130というのは変わりません。


ただ、最近はドローンが話題になり、
低価格向けドローンに使われているモータが
ブラシレスDCモータでなく、コアレスモータが使われることが多く、
予備部品としても多く販売されるようになりました。


そのため、低価格になったコアレスモータを試しに購入してみました。
corelessmotor.jpg
購入したのはコアレス モーター 10*15MMです。


実際にプロジェクションボールに装着し、
描画して見たところ、
FA-130と比べると応答性や描画精度が向上しました。


ただ、コアレスのためにインダクタンスが小さく、
電流が少し多く流れ過ぎているようでモータが熱持ちやすいこと、
モータの駆動音(整流子からの音)が大きいなどの問題点がでました。


これらの問題はインダクタンスが小さいために、
PWM周期がそのまま軸に応答として出てしまっているようです。


このような問題を防止するため、市販のコアレスモータ対応の
サーボアンプ等はPWM周期が50kHzや100kHzなど高い周波数に
設定されています(マクソンモータなど)。


この問題に対処するためには
・PWM周波数を高くする(けどマイコンの性能で限界がある)
・モータに直列にインダクタをつなぐ(見せかけのインダクタンスを大きくする)
という対策があります。


インダクタをつなぐというのは部品数が増えるため、
避けたいところですが、
コアレスにより描画性能が向上することは実証できたため、
今後は別のコアレスモータ等検討してみたいと思います。
また、描画性能をどのように客観的に評価するかなども要検討です。


モータによって描画性能が変わるため、
ミニ四駆のように改造の楽しみがあるデバイスだと実感しました。
posted by Crescent at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電子部品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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