2016年02月19日

リニアアクチュエータ

モノづくりを色々しているとモータなどの回転アクチュエータだけでなく、
直進方向に動作するアクチュエータが欲しくなるものです。


ただ、低価格でトルクがあって、可動域が大きく、
俊敏に動作するリニアアクチュエータは産業用では普及しているものの、
DIYや電子工作分野、家庭分野ではあまり普及していません。


特にボールネジやリニアガイド等の機構系でコストが掛かり過ぎるのが問題のようです。


私がよく利用するモノづくりアイディアサイト、instructablesで検索しても
低価格でトルクがあって、可動域が大きく、俊敏に動作するリニアアクチュエータは難しいようです。




俊敏さを求めないのであれば、最近の3Dプリンタで使用されるように
ボールネジ代わりに長いネジでもかまいませんが...


私が好きなアクチュエータは特にバックラシュがなく、バックドライバビリティが重要なため、
ボールネジ代わりにネジを使用するのは論外といった感じです。

人と調和する未来のロボットは安全性を考えるとバックドライバビリティがあるアクチュエータが必須です。



上記の条件を満たしつつ、比較的簡単に手に入るリニアアクチュエータを少しまとめてみました。


<市販>
・モーターフェーダ(スイッチサイエンスロボット王国)
 業務用の放送機器などで使用されるアクチュエータのついた可変抵抗。
 可変抵抗が付いているため、そのまま位置センサとして使用できるのがいい。
 可変抵抗のため激しく動かすと摩耗は速そう。
IMG_3220.JPG


・レゴ社リニアアクチュエータ
 まだ試してみたことがないので、気になる。

 可動域、トルクなど良いがコストが・・・

 粗悪品がおおいようでどれがよいのやら。

 つくりはなかなかのものだが、安くはない。

上記の市販では費用対性能で、
全く納得できる性能ではありませんでした。

<自作>
・ソレノイドを2つ繋いだリニアアクチュエータ
IMG_3216.JPG
 可動域が思った以上に狭く、5mm位。
 また、トルクが位置で非線形に変化するので制御が難しい・・・

引き続き、人と調和する未来のロボットで使用できそうな
アクチュエータを探すor開発していきたいと思います。

posted by Crescent at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電子部品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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