2017年05月24日

MakerFaireBayArea運営編

先日、5月19日(金)から21日(日)までアメリカ、サンマテオで開催された
MakerFaireBayArea2017に参加しました。


その際の運営に関する情報を覚え書きとして今回は紹介します。



2017年の情報のため、
2018年以降は異なる場合がありますので、
参考にお願いします。




◆申し込み
・1月上旬にMakerEntryで申し込み
・締め切りは2月上旬
・MakerFaireTokyoと同じ要領だが、当然ながら全て英語で記入
・英語で良い表現がないか模索しながら記入
・ベイエリアらしい項目として「展示物から何が学べるか」という欄
 アメリカは教育熱心なので、教育的な面を求められるみたい。
 必ず教育的な面がないといけない訳ではないが、あればよりよい。

◆結果メール
・2月下旬にAcceptメール到着
・アメリカの昼間に来るため、日本時間の明け方にメール受信

◆チケット購入
・4月中旬 チケット申し込みメール&申し込み
・参加者でもチケット申し込みは必須
・運営側用の「メーカーチケット」最大4~5枚、
 知り合いに配る用「一般参加チケット」最大2枚程度、
 他に平日限定チケットや土日限定チケットがある
・運営側用の「メーカーチケット」だけ取得すればよい。
・チケット購入後、PDFでバーコードが届く
・チケット申し込みの際に、名前を1つ1つ記入するが、全部同じでも問題なかった
・行きたい人にバーコードを渡せばよい、名前が本人と一致しているかは確認していない

◆確認メール
・4月下旬、展示机サイズ、椅子、電源等の確認メール
・申し込み時に変更なければそのまま放置
・変更があった場合にのみ、変更をAdmtoolで変更
・展示場所が決定し、Zoneとざっくりした場所が分かる
 今回はZone2 Centerでした

◆旅行準備
・チケット等のPDFを印刷する
・自分のデバイスを予備含めて準備
・交換部品や補修ツールも準備
・電源延長ケーブル3m以上(日本と同じ形状のプラグだが電圧120V)
 机の端の床まで電源が来ているが、机の上までは足りない
・展示用テーブルクロス(黒色等の布) 3m x1m 以上は必須
 今回忘れてしまい、オーストラリアからの隣接ブースの方が親切に貸して頂いた
 机はそのままの木の板なのでその上に展示物を置くとかなりしょぼく見えてしまう


・当然ながら、パスポート、航空券、ESTA、宿泊場所確保も
・鉛蓄電池等の危険物を運ぶ場合は事前に航空会社に連絡
 航空会社の指示に従ってATAカルネ申請
・自分の展示物は手荷物で運ぶ
・売る訳ではないので、アメリカ入国申請のサンプル品持ち込みにはNoにチェック
・ビジネスでなく、観光目的であれば、持ち込み品の中身まで問われることはほぼない
 厳密には事前に展示系の持ち込み品をATAカルネ申請等が必要だが、かなり面倒。


◆会場入り
・18日から会場に入れるが、18日は会場自体の準備ができていない
・18日は机も電源もまだ準備中
・大きなものを会場へ入れておくくらいしかできない
・18日は何も準備できていないという噂を聞き、19日の朝に会場入りした

・19日朝はEastGateしか開いていない
・EastGateに立っている担当者にチケットのPDFを見せて、リストバンドを貰う
 このリストバンドが正規の入場券、3日間使用する
 別途、首から掛けるMakerの名札よりもこのリストバンドの方が重要

・展示場所のZone入口のInfoカウンターへ行ってチケットPDFを見せると、
 Makerシールやメッセージカード、首から掛けるMaker名札等が入った封筒を貰う


◆展示
毎日、会場準備のための時間がある
Makerの名札とリストバンドをゲートで見せて、入ります。

会場準備時間はMaker同士の展示物の見せ合い時間という感じで、
準備時間にも関わらず、ロボットが会場内を走り回ったりしてます。

また、Zone3前では朝食としてコーヒーとドーナツ等が置いてあり、
Makerは無料で食べられます。
ただ、開場時間までには品切れ&撤去されるため、朝早く行った者勝ちです。


5月18日(木) 会場準備 10時から7時まで
5月19日(金) 会場準備 7時半から11時半、開場12時~5時まで
5月20日(土) 会場準備 7時半から9時半、開場10時~7時まで
5月21日(日) 会場準備 8時から9時半、開場10時~6時まで


会場の展示物は期間中、貴重品を除いて、
そのまま置いたままで問題なかった。

ベイエリア、シリコンバレー周辺は平均年収や最低賃金も日本に比べても非常に高いので
ノートPCや展示物を盗むという人はほぼいない。

また、展示中も一部を除いて、
触っていいかなどちゃんと聞いてくる教育の行き届いた子が多い。


今回、参加して思ったことは、全く日本のMakerFaireと価値観が違う点。
詳細については会場編にまとめるが、

・日本→小さく手の込んだものがよい  Smaller is better
 アメリカ→大きくて目立つものがよい Bigger is better

 とにかく何もかもが規模が大きい。
 小さい展示物は工夫しないと非常に目立たないと痛感。
 ProjectionBallも最新版は直径10cmに小さくしたが、
 逆にMakerFaireBayArea向けに大きなものを1つ作っても良かった。

・危険でも自己責任
 日本のMakerFaireでは危ないから最初から禁止されてしまうようなものも
 MakerFaireBayAreaでは普通に展示してある。

 特に野外だから可能ということもあるかもしれないが、
 炎の出るロボットや10m以上もある巨大テスラコイル、
 超高速に移動する人が乗れるカップケーキなど事故ったら危ないというものもたくさん展示?してある。
 展示は何でもありな感じで規模感やスケール感の違いに驚くばかりだった。


2018年のMakerFaireBayAreaに申し込むか分かりませんが、
今度初めて参加される方の参考になればと思います。
ラベル:Crescent イベント
posted by Crescent at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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