今回はSTM32マイコンと3Dプリンタの活用例を紹介します。
STM32F746DISCOはROM1MByte、RAM340kByte、
静電容量タッチパネル付4.3インチLCD、
外部SDRAM8MByte(LCDバッファ共用で実際に使用できるのは7MB程度)、
Ethernetポート、Arduino端子、
microSDスロットなどが最初から搭載しており、
STM32F7シリーズの入門機種として最適です。
ただ、基板に足のみしか付属していないため、
開発中の不意の落下で壊れてしまう可能性もあります。
今回は3Dプリンタを活用してケースを設計、作成してみました。
LCDプロテクタ
筺体ケース
実際に3Dプリンタで印刷してみました。
筺体サイズ幅が12cm超のため、
家庭用の3Dプリンタでは印刷できない機種も多いかもしれません。
設計はRS DesignSpark Mechanical 2015で設計を行い、
プロジェクトデータ及びSTLデータはgithubで公開しております。
上記の写真は3Dプリンタで出力した筺体と
STM32F746DISCOに友人が開発した
SerialPlotterのファームを書き込んだ例です。
uGUIという組込マイコン向けのフリーのGUIライブラリを活用したSerialPlotterです。
uGUIはフリーでコードまで完全に公開されているGUIライブラリで
LCDや有機EL、電子ペーパーなどにも使用可能で
汎用性や移植性が非常に高く、優れたGUIライブラリです。
この辺は後日、詳細について紹介します。
また、今回、幅10cm、厚さ2cmを超えるものを初めてABS樹脂で印刷しましたが、
印刷中の反りに悩まされました。
この反りの回避方法についても後日、紹介します。
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LCDプロテクタと筺体ケース提供のお知らせ
STM32F746DISCO用ケースセット
2,500円(送料込)
※3Dプリンタ印刷のため、
角の反りなど個体差があります。
※在庫無くなり次第提供終了します。
※メールもしくはメッセージにて承ります。
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