今回は単体で画像認識等の処理が可能な
OpenMVという部品を紹介します。
通常は画像処理はraspberryPIやBeagleboneなど
ARMでもAシリーズとOpenCVが動くOS上で処理を行うことが一般的です。
ただ、OSを積むとOSのバージョンによる差や電源断によるシステムイメージ破壊など
色々考えることが増えて大変です。
OpenMVはSTM32F7マイコンにmicroPythonを組込んで、
組込マイコン単体で処理できるデバイスです。
他のマイコンに組込んで画像処理を行うことができます。
スイッチサイエンスでも扱い始めたようですが、
それより1か月前にロボットショップで発注したものが届いたため、
ちょっと試食した様子を紹介します。
まずはUSBをPCへ繋ぐ前に
開発環境をインストールします。
QTベースのソフトでなかなか良くできています。
インストールと一緒にドライバもインストールされます。
USBを接続するとカメラ横のLEDが眩しく点灯します。
ただ、ソフトを起動して、左下の接続ボタンを押しても
ソフト上でOpenMV本体を操作できない不具合がありました。
良く見るとソフトウェアの右下に「Firmware out of date」と表示されており、
クリックして内部ファームのバージョンを更新するとしっかり認識できました。
最初はフォーカスがずれているため、
レンズを外に出す方向にひたすら回してピントを調整します。
調整できると右上にOpenMVのカメラで撮影したLEDのリングが映りました。
ということでポイントはまずはファームのアップデートということのようです。
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