今回はUSBホストコントローラのチップを紹介します。
STM32マイコンのF4以上では
USBホストコントローラ機能があります。
USBホストコントローラ機能を使用するとマイコンをPCとして
USBデバイスから認識させ、USBデバイスを操作することが可能です。
たとえば、
・マイコンにUSBキーボードを接続してキー入力をする
・マイコンにUSBメモリを接続して、データを書き込んだり、読み込んだりする
などです。
STM32で用意されているCubeMXでは
キーボードやマウス、UBSメモリなどのホストコントローラの設定が可能です。
しかし、上記以外のデバイスや2つUSBを接続したい場合、
ホストコントローラ機能のないマイコンの場合などがあります。
その時に便利なコントローラがVinCulumです。
上が評価用のVinculum2DPI2です。
下が書込みデバッグ工具です。
サンプルプログラムが多く用意されており、
簡単にホストデバイスを認識させることが可能です。
上記のVinculum2DPI2は2つのUSBデバイスを接続することが可能です。
例えば、マイコンからVinculumへUartなどで
データを送るとUSBメモリに書き込めるという感じです。
チップ自体は500円前後なので、
安いとは言えませんが、
ホストコントローラ付きのハイエンドマイコンを使わずに
簡単にホストコントローラを実現できるという意味では安いと思います。
また今度、試食してみたいと思います。
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