小型のサーキットプロテクタを使用する機会があり、
折角なので内部構造を少し観察してみました。
今回、分解してみるのは
E-T-A製の1410-L210-L2F1-S02-5Aです。
定格の10倍の電流(今回のは定格5A)50A流れると
自動的に遮断されます。
一度、遮断されると自動復帰せず、
白色の突起を押すと再度、使用することができます。
ポリスイッチに比べ、自動復帰しないため、
ユーザーが安全を確保したことを確認してから
復帰することができます。
両端が爪で止まっている構造のため、
簡単に分解することができます。
中央に長くバイメタルと思われる金属があり、
過電流により発熱し、
接点が離れる構造のようです。
両サイドのバネによって
中途半端な状態にならないようにしているようです。
構造は思った以上にシンプルでした。
熱式のサーキットプロテクタは
サーモスタットと構造はほぼ同じということが分かりました。