今回は最近設計したNano Pi Neo/Neo2拡張ボードを紹介します。
Nano Pi Neo/Neo2は4cm角の大きさで小さく安いのが売りです。
ただ、USBコネクタが1つしかなく、無線LANでポートを使ってしまうと他に何も接続できない状況です。
ピンヘッダにはUSBが2つあるため、I2Cポートと合わせて
拡張ボードを作成しました。
設計イメージはこんな感じです。
↑microUSBのコネクタを挿すと2つの内、1つのUSBポートと
若干干渉するので、ピンヘッダ、ソケットは長めの方がよさそう。
仕様は下記の通りです。
- USB2ポート(フルサイズtypeA、USB1、USB2)搭載
- I2Cポート(Groveコネクタ、I2C0)搭載
- RTC(リアルタイムクロック、DS1307、CR1220バッテリ、I2C0内部接続)搭載
- I2Cは10kでプルアップ抵抗を基板回路に搭載
既知の注意点は下記の通りです。
- NanoPi GPIO1、GPIO2に接続するためのピンヘッダは別売り
- 取付するピンヘッダの長さが標準的な10mmの場合、
- 電源供給用microUSBと拡張ボードのUSBが干渉してどちらかが使用できない。
この場合は長いピンヘッダやピンコネクタを使用して干渉を回避するか、
microUSBを使用せずにDebugUARTピンをヒートシンク横から取り出して5V電源を供給する。 - RTC DS1307は電池なしで電源に接続した場合、破損する可能性があります。必ず電池を入れて使用する。
基板のガーバーや使用方法等はこちらで紹介しています。
また、近々1個1500円前後で販売開始予定です。
販売先決定次第、また、こちらで告知します。
これでNanoPiの小さいメリットを生かしたデバイスがいろいろ作れそうです。