2019年03月16日

組込ソフトウェア開発で便利なマクロ

今回は組込ソフトウェア開発で便利なマクロを簡単に紹介します。

まずはビルド管理に便利なマクロ、
__DATE__と__TIME__です。

例えば起動時に下記のコードを仕込んでおけば
ビルド時にビルド日時が埋め込まれます。
printf("Build: %s %s \n\r",__DATE__, __TIME__);

例えばシリアルから出力すると下記のようになります。
Build: May 6 2019 13:56:47

自動でビルドの度に埋め込まれるため、
ビルド管理やファームウェアバージョン管理が容易になります。



続いてエラー処理等で便利なマクロ、
__FILE__、__FUNCTION__、__LINE__です。

エラーは発生した際にこれらのマクロを使用するとエラーの出た処理が記述されたファイル名、関数、何行目か出力することができます。

printf("ERR-> File: %s Func: %s Line: %d\n\r",__FILE__,__FUNCTION__, __LINE__);

例えばシリアルから出力すると下記のようになります。
ERR-> File: ../Src/main.c Func: main Line: 264

これらのマクロを仕込むことでデバッグがし易くなります。
posted by Crescent at 00:00| Comment(0) | 電子工作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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