以前にZMOD4410のCO2センサやCO2センサの比較について紹介しました。その際に紹介したZMOD4410とHS3001を組み合わせた環境センサ基板はエアクオリティセンサ基板として専用変換基板を組み合わせてスイッチサイエンスで販売を開始しました。
今回はZMOD4410の応用事例として、現在、開発中のCO2モニタツールを紹介します。ZMOD4410とHS3001を組み合わせた環境センサ基板にOLEDとLEDを実装した基板を組み合わせてCO2の状態や推移を可視化できるツールです。
今後は家庭や事務所等の使用を想定して、下記のような機能を実装してみました。
・温度、湿度、CO2、IAQ(ドイツ環境庁屋内空気質基準)表示機能
・グラフ表示機能
・USBシリアルポートを介したログ出力機能
・夜間のOLED表示、LED点灯の輝度自動減少機能
・ボタン切り替えによるメイン表示項目切り替え機能
開発中のため、上部からピンヘッダが複数出ていますが、最終的にはスティック状にする予定です。今後は筐体となるフレーム設計やファームの作りこみを行い、来年以降に提供開始を検討したいと思います。ZMOD4410はファームウェアを入れ替えることでCO2以外にも臭気や硫黄といった状態を計測することが可能です。他の状態に対応したファームウェアの開発も行ってみたいと思います。エアクオリティセンサ基板と組み合わせて自作モニタツールをぜひ開発してみてください。