今回はPIC32MX250F128BをターゲットにMPLAB X v5.45+Harmony3+XC32 v2.50を使用する際のビルド設定について紹介します。Harmony3で生成したプロジェクトをXC32でビルドするとデフォルトはワーニングもエラーとして処理する設定となっています。そのため、例えば下記のように未使用の変数があった場合にエラーとなってビルドに失敗します。
../src/app.c:420:10: error: unused variable 'XXXX' [-Werror=unused-variable]
File→Project Propertiesをクリックし、左のXC32(Global Options)のxc32-gccをクリックします。「Option categories」の「Preprocessing and messages」の項目を選択し、「Make warnings into errors」のチェックを外します。OKをクリックして設定を反映させます。OKが押せない場合は左のConf項目でCompiler ToolchainからXC32の対象コンパイラを選択するとOKボタンが有効になります。
最終的には未使用変数を削除しますが、試行錯誤している場合は多々未使用変数が残ってしまうものです。デフォルト設定が少し不親切だと感じました。今後のバージョンアップで修正されることに期待です。