2026年06月06日

TMF8828/TMF8829 ToF Viewer

前回はUSBシリアルI2C変換基板V2[スイッチサイエンス]を使って簡単にサーモカメラ2種類、MLX90640とAMG88XXをグリッドのヒートマップとして可視化するツールを紹介しました。今回はヒートマップを応用して、AMS製ToFセンサ、最大8x8のTMF8828と最大48x32のTMF8829をヒートマップとして可視化するツールを紹介したいと思います。

最近のST製VL53LシリーズやAMS製TMF882Xシリーズ等のToFセンサはマイコンを内蔵しており、電源投入後にファームをRAMに書き込んでから測距するタイプとなっています。特にST製VL53L9CXやAMS製TMF8829は8x8よりもさらに高解像度を実現したグリッドToFセンサです。個人的には最大54x42のVL53L9CXに期待していましたが、マイコンとのインタフェースがI3CやMIPIでI2CやSPIに比べて汎用性が低くいため、使い勝手に難があります。一方、AMS製TMF8829は従来のToFセンサ同様にI2CやSPIからアクセスできるため、様々なマイコンに接続することが可能です。


USBシリアルI2C変換基板V2とAMS製ToFセンサ、最大8x8のTMF8828や最大48x32のTMF8829を使ってヒートマップとして可視化するツールを作成してみました。ツールはTMF8828/TMF8829 ToF Viewerとしてこちらに公開しています。TMF8829に関しては解像度や設定をラジオボタンで変更できるように実装しました。また、ヒートマップのCSS、JSコード自体はHTMLに組み込んでいるため、右クリックの開発者ツール等で簡単に実装を確認することができます。


TMF8828_TMF8829_ToF_Viewer.jpg


実際に使用してみた際のスクリーン動画をアップしてみました。

本ツールはあくまで動作確認用を目的としています。USBシリアルI2C変換基板V2のデフォルトI2C速度が100kbps程度のため、解像度が高くなると非常にフレームレートが遅くなり、十分なパフォーマンスが発揮できません。マイコン等でSPIや400kbpsのI2C等で接続すれば、センサ仕様のパフォーマンスを発揮できます。解像度8x8程度であれば非常にスムーズなフレームレートで挙動を確認することが可能です。

先日、FirefoxもWeb Serial APIに対応したため、本ツールでEdgeやChromeだけでなく、Firefoxでも可視化できるようになりました。今後もWeb Serial APIを活用したツールを作成してみたいと思います。

posted by Crescent at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電子工作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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